· 

肌のターンオーバーとは?   てごころ鍼灸整骨院

ターンオーバーとは? てごころ鍼灸整骨院

 

一口に皮膚といっても、複数のタンパク質の層が積み重なって出来ています。                           肌の外側、最も外気に触れている部分から順番に、「表皮」「真皮」「皮下組織」です。
一番奥深くにあるのが、皮下脂肪を中心に構成される皮下組織。動脈や静脈が通り、肌の組織へ栄養を運び、老廃物を排出する役割を担っています。
 皮下組織の上にあるのが、真皮。皮膚の大部分を占めていて、いわば肌の本体ともいえる組織です。
 皮下組織を除いて、平均で2ミリ程度の厚さがあります。繊維状のタンパク質であるコラーゲンが主な要素。
その他にもヒアルロン酸やエラスチンというタンパク質成分も含んでいて、肌に水分や弾力を与える役割を担っています。
もっとも外側にあるのが、表皮。表皮は0.2ミリという極薄の膜でできています。常に外気にさらされながら、異物の侵入を防ぎ、お肌の水分が蒸発することを防ぐ役割を担っています。

 

 アカが剥がれ落ちるサイクルをターンオーバー
皮膚の一番外側にある表皮ですが、ここもいくつかの層が重なっています。
 内側から順番に、基底層、有棘層、顆粒層、角質層という階層です。             
 表皮の深層部にある基底層で細胞が生まれ、形を変えながら表面に押し上げられます。
 新しい細胞に内側から押し上げられて、表面にまで浮き上がってくるのです。表面に出てきた細胞は、無核と呼ばれる、いわば死んだ細胞です。
 細胞としての役目を終えて、あとは捨てられる存在となっています。
 具体的には、アカとなり自然に剥がれ落ちる構造です。
 細胞が生成され、それぞれの役割を果たしながら、最終的にはアカとなって剥がれ落ちる。この一連のサイクルをターンオーバーと言います。

ターンオーバーによって『角質層の質』が決まり透明感ある美肌に変わるか、ニキビやゴワゴワした肌になるかの分かれ道になります。


 ターンオーバーによって肌が守られている
表皮がいつも新しい事で大きく2つの大切な役割を果たしています。
ひとつが、バリア機能。皮膚の表面からホコリや菌が侵入することを防いでいます。
もうひとつが、保湿機能。お肌の水分が体外に過剰に蒸散するのを防ぐことで、乾燥を抑制しています。
ターンオーバーの仕組みがあることで、常にお肌は、新しいバリア(しなやかで強く美しい角質)に守られ、バリアと保湿の機能を維持できるのです。

 ターンオーバーの周期の計算方法
ターンオーバーの周期は、個人差はもちろん、身体の部位ごとに異なると言われています。 一般的には28日とされていますが、これは20歳前後で健康な肌の持ち主の場合です。ターンオーバーの周期は『自分の年齢×1.5』と言われています。個人差があるのであくまで目安です。

 

 ターンオーバーの周期が早い場合・遅い場合の問題点
ターンオーバーが遅い:古い角質が肌に残ってしまいターンオーバーが機能しない
ターンオーバーが早い:セラミドなどの成分が充分に生成されずバリア機能が弱くなる
上記の通りターンオーバーは早すぎても遅すぎても肌にとって良くありません。
だからこそターンオーバーを正常化させる・正常な周期をキープする必要があります。